数えきれない星を見上げ

限りある鼓動に耳を澄ませる夜

 

 

この瞬間も

この宇宙では無数の命が微笑みを咲かせて

 

 

この瞬間も

この宇宙では無数の命が息を引き取って

 

 

寄せては返す

波のように生き死には繰り返していく

 

 

そこにそれぞれの解釈はあっても

絶対的な意味が宿ることはなく

 

 

前を向いて

絶え間ない歩みを続け、情熱を焦がして

 

 

上に向けて

絶え間ない失敗を重ね続け、夢を灯して

 

 

似たような歌 

何度も、何度も、作ったり聴いたり口ずさんだり

いつかの自分を慰めるように

これからの自分を励ますように

 

 

似たような詩

何度も、何度も、読んだり書いたり消したり

自分と似た誰かを見つけたくて

自分と似た誰かを勇気づけたくて

 

 

無から零れ

有から有を積み重ね

やがて、もれなく無へと還る

 

 

そのすべてに途方もない虚無感を抱き

そのすべてに果てしない安らぎを覚える

 

 

もう一度

会う会わないは別として

「それじゃあ、また」と何度も何度も旅立っていく

 

 

この一瞬一瞬を

この一生一生を

有から無へと還すために

 

 

信じられないことが次から次へとやってきて

この身にたどり着くまで無数の魂が繰り返して

 

 

今、

何代もの魂を背負って

殺めてきた命を代表して

すれ違ってきた憎しみを溶かして

分かち合ってきた愛や光に包まれて

 

 

無へと向かう旅路

有から有を生み出し、鮮やかに縁取っていく

 

 

数えきれない星は静かに見守っていてくれる

限りある鼓動は静かに寄り添っていてくれる

 

 

それが続いていく

それだけが続いていく

それだけが繰り返していく 










詩のブログ『 橙に包まれた浅い青 』



「 宇宙で1番最後に書かれた詩  」



http://blogs.yahoo.co.jp/komasen333/53992813.html